開催概要
- イベント名
- ミネベアミツミ1DAY workshop「東大生×ミネベアミツミ=工楽」
- 主催
- ミネベアミツミ株式会社
- 開催日時
- 11月2日 水曜日 10時~17時
- 会場
- 東京大学本郷キャンパス 工学部11号館HASEKO-KUMA HALL
- 対象
- 東京大学に在籍する学生、教員、関係者の皆様
- 内容
- ミネベアミツミのコア技術に触れる限定ワークショップを4つのテーマで開催します。(要事前申込)
- 超低トルクなベアリングを目指して! ベアリングが世界を変える!?
- 分割コアモータの端子接続 何層まで少なくできる?
- レゾナントデバイス × 東大研究 コラボアイデア創出
- 力覚アクチュエータでミライを考える
ワークショップの参観、製品展示会の鑑賞だけのご参加も可能です。スターバックスのコーヒーをご用意してお待ちしていますのでお気軽にお越しください。
- ワークショップ
開催時間・定員 -
午前の部 10:30-12:30 定員20名(各テーマ定員5名×4テーマ)先着順
午後の部 15:00-17:00 定員20名(各テーマ定員5名×4テーマ)先着順
事前にイントロダクションを行いますので、10分前を目途にお集まりください。
ご参加には事前登録が必要です。申込フォームより登録をお願いいたします。
ワークショップ内容紹介
超低トルクなベアリングを目指して!ベアリングが世界を変える!?
クレーンもトラックもない時代にあなたがピラミッドを建築するとして、石はどのように運びますか?
石の下に棒を敷く? 球を敷く?これが人類がベアリングを発見したきっかけです。
物体同士の摩擦を転がりに変えて簡単に動かすようにする要素、それがベアリングです。実は皆さんが気づかないだけで身の回りのあらゆる製品に使用されています。例えば、サーバーの中やあなたの部屋を暖めているエアコンの中にも。
ベアリングにかかる摩擦をゼロにできたならば、人類が消費するエネルギーは限りなく小さくなり、持続可能な社会を創り上げていくことができるでしょう。
本ワークショップでは、当社の超精密なボールベアリングと皆さんの研究を組み合わせたらどんな面白いベアリングができるかを考えてみたいと思います。
「こんなベアリングがあったら面白そうだ!」「今の研究とベアリングを組み合わせたらこんな面白いことができそうだぞ…」
といった自由な発想で世界を変えるベアリングを一緒に考えてみませんか。
ワークショップ担当紹介
S. T
ベアリングの回転をスムーズにする“潤滑剤”の開発を行っています。
電気化学を用いた半導体表面研究の理学博士ですが、今では潤滑界面の研究・開発に携わっています。
摩擦摩耗試験を行ったり、分子シミュレーションで潤滑性能の予測をしたり、マクロからミクロまでモノとモノの摩擦表面にアプローチしています。
Y. S
私はベアリングに使用される鋼材の開発・評価を行っています。現在の目標は”安価でさびにくい鋼材”の開発です。普段の業務では、金属組織の観察、耐食性試験、発錆要因の調査/改良などなど…。
その他にも市場返却品の故障解析といった分析業務も担当しています。
分割コアモータの端子接続何層まで少なくできる?
ミネベアミツミでは、車載、家電からOA機器まで幅広い分野のモータ開発を手掛けています。その中でも、高い性能を求められる分野では、分割コアを使用することがあります。本ワークショップのテーマは、分割コアモータの端子接続の問題です。
分割コアモータはそれぞれのコア(コイル)を基板上で接続する必要がありますが、上手に接続しないと基板の層数が増えるため、モータの体積が増加してしまいます。
この接続パターンの作成には、モータの知識は不要です!
モータの情報をもとに最適に接続する方法について、実際に手を動かして紙に書きながら議論を進めていきます。パズルを解く、数学を解く、そんな感覚で、モータの性能向上を目指してみませんか。もちろんモータについて知りたい方も大歓迎です。
事前に問題を解いてみたい方はリンクより資料をご確認ください。
ワークショップ担当紹介
Y. M
所属:製品開発Div.新規開発部
業務内容:モータの新規開発(社内の製品群にない、新たな用途向けのモータの開発)
専攻:電気電子工学専攻
本テーマの提案者です。
設計を進めるうえで、本テーマは重要な問題です。一緒に最適解を見つける議論ができることを楽しみにしています。
レゾナントデバイス × 東大研究 コラボアイデア創出
多彩な"振動"からリアルで臨場感のある"触覚"を生み出す共振アクチュエーター"レゾナントデバイス"をミネベアミツミでは開発しています。"振動"により、ゲーム機やVR空間でリアルな衝撃を表現したり、パネルに貼って"音"として取り出したり、センサーと組み合わせて"触り心地"を再現したり、幅広いアプリケーションが可能です。本ワークショップでは、開発品に直接触れて"触感"を感じていただきながら、身の回りや皆さんの研究分野でどのような応用ができるか、それをどのように実現できるかを、開発を担当する当社の若手エンジニアと一緒に考えていただきます。ロボティクスとの組み合わせで、機械が感じた手触りを遠隔地に転送したり、建築工学分野では、振動による構造物の強度検査や防音・除振技術にも応用したり、いろいろなコラボレーションのアイデアを創出してみませんか。
テレビ番組 『ガリレオX』で当社のレゾナントデバイスが紹介されました!是非ご覧ください。
参考URL
ワークショップ担当紹介
N. Y
普段の業務では、様々な事業所・部署から依頼を受けて、CAE解析によって技術的問題の解決を行うこと、アクチュエータ関連の新製品開発アシストをすることを担当しています。とは言っても開発部門所属の2年目社員です。皆さんと年齢も離れていませんので、ワークショップでは気楽にお話をしていただけると思います。皆さんのご参加、心待ちにしております。
Y. M
共振現象を利用した振動発生装置=レゾナントデバイス製品の設計開発をしています。
製品の開発から量産対応と業務が幅広く大変ですが、その分やりがいを感じて仕事をしています。
ワークショップでは東大OBとして、みなさんにお会いできるのを楽しみにしています。
力覚アクチュエータでミライを考える
私たちは、ヒトと機械が"共存・協調"するために機械の神経となるセンサを搭載したモジュール、"力覚アクチュエータ"を開発しています。これにより、モノと触れ合う力加減を優しく繊細にコントロールしたり、ヒトを安全にアシストできる機械の実現を目指しています。「力覚アクチュエータと触れ合ってみたい」「力覚アクチュエータを使って、ミライのアプリケーションを考えてみたい」もしこんな風に感じたら、ぜひ私たちのワークショップにお越しください♪
私たちのワークショップでは、実際に力覚アクチュエータのメカ設計・ソフト開発を担当するエンジニア達が参加します。デモ機と触れ合いながら、その仕組みや制御について学び、力覚アクチュエータを使って、どんな面白いアプリケーションがつくれるか、開発エンジニアと一緒に考えていきます。簡単なクラフト材料もあるので、思いついたアイデアはその場ですぐに試すことができます。力覚アクチュエータでミライをmakeしてみたい方、アイデアを一緒に形にしてみませんか?
ワークショップ担当紹介
F. F
役割:製品開発
担当:メカ設計(電動グリッパ)
専攻:機械システム工学
学生時代の研究:新機能生体適合材料の創製/自走式大腸内視鏡デバイス
学生時代の活動:ジャグリング
オフタイム:おさんぽ
T. K
役割:研究開発
担当:ソフトウェア開発(ロボット・電動グリッパ)
専攻:電気電子工学
学生時代の研究:薄鋼板の磁気浮上搬送システムに関する研究
学生時代の活動:ロボコン・テニス
オフタイム:ボウリング
M. O
役割:研究開発
担当:メカ設計(複合アクチュエータ)
専攻:生産システム工学
学生時代の研究:微小径ドリル加工に関する研究
学生時代の活動:ロボコン
オフタイム:植物の世話
ご参加には事前登録が必要です。申込フォームより登録をお願いいたします。
ご来場にあたっての注意事項
新型コロナウイルス感染症予防のため、ご来場者には以下の点をご留意いただけますよう宜しくお願いいたします。
- (1) マスクの着用、咳エチケット、手洗いをお願いいたします。
- (2) 身体的距離を確保するよう努めてください。
- (3) 当日までの健康管理、検温を実施し、有症状時は自主的に参加を見合わせる様お願いいたします。
- (4) 参加者全員のマスク着用。 来場中および会話の際はマスク必着とします。(当社でも一定数のマスクは確保しております)
- (5) 消毒スプレーを設置しています。手指消毒にご利用ください。
- (6) スターバックスのコーヒーをご用意しております。飲み終えたコーヒー、カップ、蓋等は所定のごみ箱に捨てるようお願いします。飲み物の持ち込みは可能ですが容器はペットボトル等蓋が出来る容器でお願いいたします。なお、食べ物は禁止とさせていただきます。
- (7) 開催中は、ラウンジ2階のドアを開放するなど、換気を実施します。
- (8) ワークショップ参加後2週間以内に体調不良(倦怠感・咳・のどの痛みなどの風邪の症状や味覚・嗅覚の異常)が生じた場合には、当社までご連絡をお願いいたします。当社より学内関係者様に連絡します。(担当:油井 tyui@minebeamitsumi.com)
お問い合わせ先
- 本イベント担当
- mail:油井 tyui@minebeamitsumi.com
Tel. 03-6758-6772
- 主催
- ミネベアミツミ株式会社
〒108-0073 東京都港区三田3-9-6
ミネベアミツミ株式会社 コーポレートサイト