ミネベアミツミの小型6軸力覚センサー
ミネベアミツミの小型6軸力覚センサーは
フォース3軸、モーメント3軸の6軸力覚センサーです。
MEMSチップと金属構造体のハイブリッド構造により6軸検出を行います。
非常に小型で軽量な形状でロボットハンド指先への搭載に最適です。
小型6軸力覚センサー搭載例
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世界最小、最軽量
MEMS技術によって世界最小・最軽量クラス*のΦ9.6x9mmを実現し、これまで使用できなかった狭小な箇所でも使うことができます。
*当社調べ -
デジタル出力(SPI)
モジュール内にAFE ICを内蔵しており、デジタル出力(SPI)されます。
アナログセンサーと比べてノイズに強く、正確なデータの取得が可能です。 -
複数軸同時入力時の誤差低減
マトリクス演算(他軸干渉成分除去)により複数軸同時入力時の誤差を低減します。演算で使用する補正係数は内部メモリに格納されており、ユーザー側でセンサーと補正係数の管理が不要です。
用途例
小型6軸力覚センサーは人の感覚を再現する技術です。
採用事例にはロボットハンドや歯科医療分野、ドローンなどがあります。
そのほか、国内を代表する製造メーカーにおいて自律制御のロボットのハンドとして採用されています。
また押し感や振動の検知に加え小型・軽量という特長により、幅広い分野で活用されています。
独自の起歪体構造 特許取得済み(日本特許第6940037号)
多関節の産業ロボットは、これまで自動車の製造工程で最も使われてきました。そのためロボットも大型になっており、使用されている6軸力覚センサーの計測範囲も100kgs前後と比較的大型のものが一般的でした。
しかし、電子機器やサービス分野で活躍するロボットが増加し、定格範囲が20kg未満のロボットの普及が進むにつれて、力覚センサーの使用用途も拡大しつつあります。MEMSを使用したミネベアミツミの小型6軸力覚センサーはMEMS+起歪体という独自の構成により、小型化と高い定格、高耐荷重高分解能を達成し、幅広い業界や分野で活用されています。
概略仕様
- サイズ 外径×高さ
- ø9.6mm × 9.0mm
- 重さ
- 3.0g
- 定格荷重 フォース, モーメント
- 40N, 0.4N·m
- 耐荷重 フォース, モーメント
- 200N, 1.8N·m
- 実効分解能 フォース, モーメント
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Fx,Fy / Fz: 0.02NRMS/0.03NRMS
Mx,My / Mz: 0.0002N·mRMS/0.0004N·mRMS - インターフェース
- SPI
- 電源電圧
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VDD: 3.8~14V
VDDIO: 1.14~3.6V
評価キット
小型6軸力覚センサー、評価基板、アプリケーションソフトの一式でお貸し出しすることが可能です。
詳細はフォームよりお問い合わせください。
- 外部通信
- USB
- サイズ
- 40m x 40mm
- 電源供給
- USB
- 製品接続数
- Max 1個
- 外部通信
- USB/Ethernet
- サイズ
- 80mm x 115mm
- 電源供給
- USB
- 製品接続数
- Max 5個
よくあるご質問
- データ更新レートはどのくらいですか?
- 約0.78msecです。
- どのくらい微小な力が認識できますか?
- 0.1N(10g)程度です。
- 応答性はどのくらいですか?
- Max2.0msecです。
力が入力されて出力に反映されるまでの時間は、「物理的な応答」と「デジタル処理(レイテンシ)」の足し算になります。 - センサの取付け方法はどうしたらよいですか?
- 上下ともSUS材などの剛性が高い材質のアタッチメントをM1.6ネジ4本を使用して取付けてください。取付けるアタッチメントの設計で、注意すべきポイントがありますので、詳細はデータシートを御確認ください。
- 外部機器との通信接続は何が可能ですか?
- 本センサーはSPI出力です。弊社評価基板を介することでUSB/Ethernetでの通信が可能です。
各種サンプルコードも準備しておりますので、詳細はフォームよりお問い合わせください。
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